第一貨物・東雲跡地２（大和ハウスその後編）

この記事は、全力二階建さんで取り上げられてから全国的な炎上となった第一貨物跡地の炎上内容を解説したものです。

炎上のダイジェストは以下のようになっています。

東雲タワマン民が住民運動したみたいな雰囲気になっていて、東雲タワマンには住んでないし知り合いも一人もいませんが本当に可哀想だなと思います。

なお、炎上の主原因となった豊洲在住の方は、しばらく粘着されまくってTwitterアカウントを消してしまったようです。

これが事の顛末のほぼすべてです。以下は、湾岸ディスリ記事ではありませんので、そっち系をお求めの方は 全力二階建さんの記事へどうぞ。

倉庫街とはいえ

この件で、 準工業地帯、倉庫地帯に住む方が悪いと言ってる方々が多くいましたが、少々勘違いがあるのではないかと思い、住民でもないのに説明したいと思います。

「倉庫街のくせに」は少々勘違いが

簡単に言うと、「隣に倉庫が建って可哀想に（つまり、よく調べもせずに買ってざまあ）」的なイメージなんだと思いますが、そもそも第一貨物さんの隣地には分譲マンションはありません。

赤い四角が該当の第一貨物さん跡地です。青い四角が東雲のタワマン群の場所です。

東雲タワマン群にとってみれば、安全面を除けば迷惑というような距離感ではありません。ここに高層マンションが立たず西側の眺望が遮られないことが確定するので、物流倉庫であれば明らかにプラスの出来事です。

なお、豊洲に至っては近いとも言えない場所です。

南青山の児相との比較

住民が近隣施設に反対した例では、南青山の児童相談所が近隣の住民から反対を運動を受けた件がありましたが、地図を同じ縮尺で見ると以下のような距離感です。

赤丸が児相で、青丸が隣の高級分譲マンション。

あくまでも距離感の話ですが、湾岸の位置関係や距離感というのは全然分かってない人の方が多いので、恐らく勘違いも多く含まれていると思われます。すぐ隣に倉庫ができるというような話ではないのです。

東雲の用途地域

ちなみに、東雲一丁目地区は以下の図のようになっていて、住民が多く住んでいる場所は普通に第2種住宅地域（オレンジ部分）です。埋立地であることは変わりませんが、用途は住宅地です。

そしてそもそも東雲の方々はそんなに文句言ってませんでした。あまり関係のない豊洲の方々が主に炎上されていたのです。

全力二階建さん で引用されてた方も豊洲の方です。しかも1名。

住民運動とかのレベルではない

重ねてになりますが、住民運動のようなものは起きていません。

Twitterで少数の方々が文句を言った、その文句の言い方がちょっと良くなかったというだけです。

文句を言ってた方々も10人もいないのではないでしょうか。 1名が非常に過激な物言いをされただけのことです。

「東雲タワマン民が反対している」というようなことを平気で書いているブログも見かけますが、実際に全力二階建さんのまとめに引用されてる反対意見が何名分あるか確認された方がいいと思います。

そもそも一庶民が大企業様にTwitter上で文句言ったところで何の影響もないと思いますけどね。

安全に配慮すべきという主張

なお炎上後は急に「安全に配慮してやめるべき」という言説が増えました。微笑ましいところではありますが、実際に問題はあるかもしれません。
地図を見てみると確かに幼稚園、保育園、小学校等が集中しており、青いラインのところが結構危険で事故もおきたことがあるとか。

何ができるにしても何らかの配慮は必要でしょうね。

本当に撤回されたら？

とはいえ、もし撤回されたとして、その後どうなるのか？

駅が遠いため、コストコのような商業施設の場合は車メインのものになり、そうなると混雑問題でハッピーじゃない住民も出るのかもしれません。それは今回よく分かりました。

何らか倉庫的なものができることは間違いないでしょうけど、何かしら大和ハウス工業さんの配慮があるのかもしれませんね。

その後引っ越してきて分かりましたが、このあたり車以外は交通の便も悪く、別に普通に倉庫でいいような気がします。近くに有明親水海浜公園ができるので何か変わるかもしれませんが。

追記のまとめ

追記が長くなったので、追記自体をまとめました。