人生通算滞在時間3時間のエリアのマンションを購入
ちょっと前ですが、夏頃無事に湾岸エリアに引っ越して参りました。
マンションを購入し(非タワマン)最寄りは豊洲駅です。
豊洲には仕事で一回来たことがあるだけの土地勘ゼロで、購入までの人生通算滞在時間は3時間ほどでした。
元々湾岸地域にはネガティブな印象を持っていましたので、ずっと検討すらしていない状態でしたが、急転直下豊洲来訪2回目で湾岸民になることが決定した次第です。
湾岸の引っ越し前と印象の変わった点
まず最初は気づいていなかった湾岸エリアの特徴2点。
人口の割に発信者が多い&人口分布が極端
豊洲、東雲、有明、辰巳を合わせた人口は8.4万人です。詳細は以下の通りです。
町名 | 人口 | 65歳以上率 |
---|---|---|
豊洲 | 37,772 | 11.4% |
東雲 | 24,498 | 11.3% |
有明 | 11,678 | 5.1% |
辰巳 | 10,670 | 30.8% |
合計 | 84 618 | – |
江東区の人口は50万弱です。若い人が多いのは分かっていましたが、湾岸エリアの人口そのものは思ってたよりは少なかったなと。
しかしそれでいて、発信してる人が多い!
ブログ、Twitter等で発信してる人がやけに多い気がするんですよね。
ウキウキとブログを書き始めましたが、書かれてないことを探す方が難しいくらいです。
ちなみに右に示したのは高齢化率です。江東区の中で最も低い地区が有明で最も高い地区が辰巳です。
全国平均は28.7%、江東区平均は21.4%です。さすが若い。
何か湾岸って嫌われてますかね
引っ越し決まってからTwitterでいろいろなやり取りを見て割とショックだったんですが、湾岸民を一括りにして本気でディスってる人が多いような気がします。
世の中、一概に言えないことが多いと思うのですが…。
以前住んでいた渋谷の場合、「渋谷に住んでる奴は」的なことを言われても、渋谷なんていろんな奴が居すぎるし、みんなが思い描く典型的な渋谷民は渋谷住んでないからと言っていました。
しかし湾岸の場合は確かに年齢層、学歴、収入あたりが近い人が多い可能性が高く、典型的な湾岸民像みたいなのを考えた時に、該当する人は確かに多いような、それはそうなのかなと思いました。
最近モンクレールのネタを見た時にそう思いました。
ただどうも湾岸民というより、湾岸とタワマンがセットになっているっぽい気もしたので、プロフィールには非タワマンとちゃんと書いておきました。
表参道から引っ越した理由
すごいところに住んでも個人の能力は上昇しない
前の住まいは渋谷の分譲マンション(表参道最寄り)を購入していました。
約10年住みましたが、超貧乏育ちの田舎者にとっては本当に夢のような街で、住んでいるだけでQOLが振り切れてる状態でした。最初は「表参道に住んでます」と言おうとすると声が震えていました。
周りが昔テレビや雑誌で見たところだらけで、そこに近所で歩いて行けるという感覚は小物にとっては本当に格別でした。
表参道に住んで、人生逆転してやったという気持ちを持ったのはよいのですが、住んだからといって自分の能力が上昇するわけではなく、ただプライドだけが上昇してしまったような気がします。これが分不相応というものでしょう。
コロナ禍での羽田新ルート
実際に引っ越したいと思った理由についてです。
渋谷とか六本木の上を飛行機が飛ぶやつのことですが、これが相当うるさいです。窓開けてるとテレビの音は聞こえません。子供の頃新幹線の線路の近くに住んでいましたがあれに近い感じです。
とはいえ、こればっかりはしょうがないと思っていました。インバウンドがないとお国が困るんでしょうから。
しかし、コロナ禍になって人の移動が減って便数も大幅に減っているというニュースが流れる中、ずっと変わりなく新ルートを通る飛行機たち。
みんなコロナ禍でおうちにいるのに、ガラガラの飛行機が爆音だけは変わらず残していく理不尽さ。
しかも、当時の総理のおうちや、副総理のおうちの上でもありますし、こんな状況でも飛ぶというのはこれはよっぽど変えられないことなんだなと。もう一生上空を飛び続けるんだろうなと思いました。
これが大きな影響になったかなと思います。
家の密集
詳しく書くと大好きで住んでた場所の悪口っぽくなってしまって悲しいので省略して書きます。
都心一等地でも木造の空き家はあったりしますし、耐震を考えられた街で最も怖いのは火事だと思っています(省略)。
ちなみに渋谷区の資料による空き家のデータは以下の通りです。
大規模商業施設
ヒカリエやビックカメラに代表されるように、渋谷はとにかく人の数がすごい多いのに商業施設が小さいんですよね。
2019年にスクランブルスクエアが開業しましたが、やはりエスカレーターが1個しかありませんでした(つまりヒカリエレベル)。これでもう渋谷には大規模商業施設はできなさそうだなと諦めました。
まとめ
というわけで、渋谷・表参道のことをあまり悪く書きたくないなと思い、飛行機のところ以外は省略して短くしました。
結局のところ、庶民向けの街ではないですし、飽きてしまったんだと思います。でもホントに最高の街でした。
湾岸に引っ越した理由
当初湾岸は全く考えていなかった
恐らく多くの東京の人が湾岸の位置関係をよく分かっていないと思いますが、私は特に分かっていない方でした。
豊洲の位置ですら相当怪しく、東雲、有明、辰巳の位置関係なんて考えたことすらなく、大体千葉の方だろうくらいの認識でした。
またとにかく遠いという印象があり、ゆりかもめに長く揺られていく場所と思っていました。
コロナ禍でも物件数が多かった
2020年の冬に引っ越し先を探し始めましたが、すぐに引っ越したかったので中古マンションメインで探していました。
価格の上昇もあってなかなか決まらず、物件数もドンドン減少し選択肢が無くなってくる中、豊富に物件数があったのが湾岸でした。
ホントに感じ悪いとは思うのですが、ずっと「湾岸なんて」と思ってました。
しかし豊洲近辺を地図で見た時に、ららぽーと、ビバホームだけでなく、東雲イオンや有明ガーデンもあり、木場のヨーカドーもあってなんだか楽しそうだなと思いました。
いろんな方向に楽しいものがあってよいなと。
そして恐らく多くの人が「意外と銀座と近い」点に気づくことによって、人生湾岸編をスタートさせるように、私も同様にその近さに気づいたのでした。
ほぼ初訪問で決めた
そして妻が「絶対に住まないけど見に行くだけならしょうがないから付き合う」という物件をようやく見つけて人生2度目の豊洲訪問となったのでした。
営業担当の方が、我々が湾岸地区を全く分からないと知って、車で豊洲、東雲、有明とグルっと回ってくれちゃいまして。東雲あたりを通過したときにすでに湾岸に引っ越そうと決めました。有明あたりではすでに夫婦でワクワク感で満たされていました。
とにかく何もかもが広々としていて、コロナ禍のせいもあるかもしれませんが、この時、心が晴れ晴れとしたのを覚えています。
湾岸に決めた理由
というわけで、湾岸に引っ越した一番の理由は「とにかく広々してたから」と言えるかなと思います。
しかし本当の理由は「他の地区に比べて圧倒的に物件の選択肢があった」でもありますし、もちろん物件をすごく気に入ったというのももちろん重要な理由ということになるのかなとは思います。
なお災害に関しての認識は以前に記事にした通りです。
今後ともよろしくお願いいたします。